#8 ドリブルってなんだっけ(ドリブルが微妙だったのはなんで?)
目次
昨日(モチベーションが落ちてた日)、微妙な試合をした。(最後の1-0の試合)
というか不満があるのはドリブルだな。基本LWのディマリアでしか突破しようとしないんだけど
縦→中のスキル、エラシコ一辺倒だった。
だから、中→縦のスキルを覚えれば万事解決!
そう思ったんだけど、本当にそうだろうか?
なぜドリブルが微妙だったのだろう?
そもそも微妙。とは?
試合をしてるときに感じたのは、周りが(ドリブルの判断となるものが)見えてないってことだ。
そうだな、ドリブルの意味、間合い(相手との距離)、対峙する相手以外の選手の情報(=カバーの敵とサポートする味方)、相手の癖、
そういったことをすっ飛ばしてドリブルをしてた気がする。
一言で言えば、"次々と情報処理をしてる感"を感じなかった。
つまり、僕はあてずっぽうのドリブルをしてたんだな。そりゃ納得いかないわけだ。
というわけで、どうやら中→縦のスキルを覚えれば良いってのは違ってきそうだぞ?
ドリブルの基礎を学び直してみる。
まずこれが必要。
これが前提としてあって、やっとSMを覚える段階に入れる。
我ながら良いこと書いたわ。↓
「ドリブルの意味、間合い(相手との距離)、対峙する相手以外の選手の情報(=カバーの敵とサポートする味方)、相手の癖、そういったことをすっ飛ばして...」
これらを全部見直せば良いんだ。よし、徹底的にやるぞ。
ドリブルの意味
そういえば以前考えて記事にしてたことだった。
<記事#1のおさらい>
①シチュエーション(局面)ごとに、ドリブルは使い分ける必要がある。
・ディフェンシブサード
→前に運ぶドリブル
→キープのドリブル、前に運ぶドリブル
→キープ、突破のドリブル
*キープと突破の違い
キープ=奪われる可能性が低い。後ろや横にボールを動かす(ゴール前で持ったとき、外に逃げるようにボールを運ぶことでDFを釣り、中央に味方が走り込むスペースを作る。
だから、アタッキングサードでのキープは一見消極的なように思えて、こんな風にゴールに直結したプレーにもなる。)
突破=奪われる確率は高いが、DFを抜いたときのメリットも大きい。
<補足>
僕は、サッカーは攻撃も守備も、いろんなことが、ローリスクローリターンorハイリスクハイリターンであると考えている。(つまり、こちらからアクションしなければ状況を好転できないが、アクションをおこせばピンチになるリスクもうまれる、といいたい。ドリブルでもパスでも奪うことでも)
まーその、(今回はドリブル回なので、)ドリブルにおいてのリスクとリターンを考えたとき、なるべくローリスクハイリターンにしようとしたら、"今はどのサードなのか"で"使うドリブル"を上記の決まり事の通りにできたらいいよね!って話。
②すべてはゴールのために
ロイスよ、ありがとう。
これはサッカーにおいての真理(絶対の法則)だ。
また考えが行き詰まったときには、この言葉を思いだしてみると案外答えが見つかるのかもしれない。
以上が#1の記事の復習
間合い
とりあえず1対1の局面とする。
間合いの把握自体は簡単だ。ただ相手との距離を見ればいいんだから。
でも難しくしてるのは、間合いによって仕掛け方(≓使うSM)を想像しないといけないから。
想像...これは良い言葉のように思える。なんかクリエイティブで毎回発想力を頼りにしかけてたら、1試合あたりの自分の引き出しが多くて、相手は予測不能になりそうだ。
しかし僕は考える。仕掛け方はある程度マニュアル化した方がいいんじゃないか?と。
だって毎回その場で考えてたら混乱しねー?
てかパスとかまで気がまわらなくなりそう。
(間合いによる仕掛け方の)マニュアルをつくってみよう!
自分だけのマニュアル!オラ、わくわくすっぞ。
あ、左サイドのディマリア(左利き、☆5)の場合(サイドでsbを抜く場合。PA内ではなく)をまず考えます。
今持ってる引き出しとしては、
1.アジャイルによる釣り師のドリブル。(でもあんま使いこなせてる感じは無い。)
釣り師とは?↓
2.エラシコでカットイン(縦→中の理屈)(一番の武器)
3.縦突破(スピードで。つまりただのダッシュドリブル)
4.停止→エラシコor逆エラ(理屈は、停止してチャンスだと思わせて、飛び込みそうなところを、エラシコ系の1stタッチでだます感じで抜く。っていう。)(でも最近はつかわなくなったなぁ。なんでだろ?あ、たいていのうまい人には通用しなかったからだ。これ一辺倒だったから効かなかったのかなぁ?わかんね)
こんなもんですかね~
それぞれで間合いを意識してなかったから、1~4のうち好きなもの(いましっくりきているもの)を1試合の内に連発する、そんな戦い方をしてきた気がする。(特に今なら2か3しかつかってねぇな)
5以降を作るのも大事。引き出しを増やすために。
でもまずは1~4をモノにしてないので、それらの説明書をつくってみますか!
まずは1について
とさっそく考えていきたいところですが、、、
「ドリブル(SM)は使う状況と結びつけて覚えることが大事。」(ぬっきーさんの名言)
そして僕はいま、使う状況ってのを"間合い"とイコールにしようとしてたわけか。
...でも”状況”の要素ってもっとあるよなぁ?!
う~んと、まず間合いでしょ?
あ、スペース!狭いとこだと使えないSMとかあるもんね!(シザースとか)
まぁ1対1の仕掛ける局面で、って決めてるからスペースは割と広めってことで確定してた(サイドだし)
ハイ!
なんだね?
相手の位置、も大事だと思います!
いかにも!
相手の立ってる位置、つまり角度。これはとても大事なことであるように思う。
そして角度は、自分が動くだけでなく相手を(自分がボールを動かすことで)変えることができる。だから...
ん?だからなんだ??
ああ、相手の初期位置が大事?
んん??混乱してきた。
...考え方を変えて、4パターンの配置をつくってみる
とおいちかいx中きり縦きり=4つの初期位置
(とおすぎてもどうせちかづくのだから、そのパターンは考えたところで意味が無い)
↑やっぱこの思考法はやめる。
相手を動かすことができるのだから、自分の得意なパターン(=状況。=間合いと角度。)にもっていければ、覚える初期位置は1つで良いので。
さて、得意なパターン。実はもう思いついていて、
それは、そこそこの間合いがあり、相手が中警戒の立ち位置をしてるときの、
2(エラシコ)or3(スピードの縦突破)だ。
相手に選択を迫る感じの、今得意なSM。でも、つかう状況がわかってなかったんだよな(赤字のこと)。だからこれは成長したといえる。
で、「どうやったらその状況にもっていけるか。」
これも考えないといけない。
まずそこそこの間合いが欲しいのは、エラシコがワンタッチ目で少し相手に近づくスキルだからだ。でも、
#5の記事で学んだことで、
遠すぎるとしかけた(釣ろうとした)ところで
相手は「まだ振り切られないから、焦って動かなくていいよな。」って思って(中にも縦にも)釣られないため、
遠すぎてもだめなんだ。
だからしかける間合いってのは「遠すぎても近すぎてもだめ」と、わりとシビアではある。
(まあ、近くなりすぎたら
アジャイルで引いて間合いを設けてリスタート、ってのがいいだろう。
ルーレットかダブルタッチで抜くいちゃう、ってのもアリだな )
ここで、少し話がそれるが
フットサルの本を読んでたらひとつ発見があったので、それを紹介する
4のドリブルのように、ボールを一度止めるのは相手を食いつかせるため。
つまり止めるのは、間合いを縮めたいときに、自分ではなく"相手に"動いてもらう技なのだ!
そんな縮め方もあるのか!
じゃあ、自分から近づいていくのと、停止して相手に近づいてもらうことの違いは?
これは思うに、
停止は(相手に動いてもらう場合は)、ずっとボールを足下に置けるので取られるリスク低く抜けるが、
悪く言えば相手ありきなので、釣られてくれなかったら自分が止まる分、攻撃を遅らせることになる。(カバーが来ちゃう)
ということで、
どちらの間合いの縮め方にもメリット・デメリットがある。こういうこと
→だから相手の守備を見極めて、序盤から合った方を選択できるといいだろう。
以上。
話をもどそう。(どうやったらその状況(間合い遠いx中警戒)にもっていけるか、の話)
新たな気づきだが、2か3の選択を相手に迫る。このパターンだけで戦おうとしたとき、狙う状況ってのが
そこそこの間合い x 相手は中を警戒してる立ち位置
だけであり、
その状況を作り出すために、一度後ろに引いたりパスをまわしたりってしていると
「それって攻撃遅らすことになるじゃん...」て思った。
だからやっぱり、縦を警戒してる相手にできる(その状況でも仕掛けられる)ドリブル(中→縦)も必要なんだと思う。
まとめ
...ちょっと長くなったので、別記事につづきを書こうと思う。
今までの(この記事の)流れをまとめると、
①ドリブルを改善したいと願った。
②ドリブルの意味の理解不足、間合いの把握の無視 という問題の原因を課題解決のために洗い出してみた。
③"ドリブルの意味"は「#1記事」を見返せばよかったが、"状況"(間合い≓状況)を理解したいと願ったとき、間合い以外にも、相手の位置というのも把握しなくてはいけないことがわかった。
④最初は、「自分がよく使うドリブル(文中では1~4と表現した)を状況別(4パターン。ちなみに絵にした。)にひとつづつ振って、試合中は状況にあったドリブルを選択するのがいい。」と思ったが、
相手は動かすことができ、状況は変えることができる。つまり自分の勝ちパターンを1つ作ってしまえば十分であることに気づく(覚えることを減らして、楽をしたいと思ったw)
⑤でも勝ちパターンが1つだけだと、その状況を作ることに時間がかかってしまうよねってことで、もう一つくらい勝ちパターンが欲しいなってなる
以上
次記事では、縦切りをしている相手に対するドリブル(中→縦)を考察したい。
あ、あと中央のドリブル(PA内)も考えないと。
今までで一番文字数書いた記事になっちゃいました。(約4000文字)
(すべてを完璧にまとめたいって思ってしまったんですよねw)
少し反省。
よかったら続きの記事もぜひ見てね!
それでは~